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大人の溶連菌感染症の治療法(診断および抗生物質投与)

溶連菌感染症・抗生物質の投与

医療機関で溶連菌感染症であると診断されると、すぐに抗生物質投与による治療が始まります。診断は迅速診断キットを用いて30分程度で終わります。

抗生物質を投与すると、2〜3日かけて熱が下がり、のどの痛みも和らぎます。発疹などの急性期の症状も落ち着き、手先、足先から徐々に皮が剥けて通常の皮膚の状態に戻っていきます。

症状が治まっても、完全に溶連菌が体中からなくなるまでに10日間から2週間程度かかるので、他の人への感染や続発症・合併症を防ぐためにも、医師の指示通り指定された期間は抗生物質を服用しつづけることが大切です。
ちなみに、抗生物質は医療機関で医師の診察を受けなければ処方されないので、疑わしい症状が現れたら必ず医療機関で受診することが大切です。

溶連菌感染時の家庭での対処

家庭では、食事の際に辛いもの・すっぱいものなど、刺激の強いものを摂取することはなるべく避け、のどごしがよく、消化しやすいものを選ぶよう心がけましょう。
うどんやおかゆ、煮野菜、白身魚などがお勧めですが、食欲のない場合はゼリーやヨーグルト、スープなどが適切でしょう。
急性期で喉の痛みが強く、食事がつらい場合は水分だけでも摂るようにします。

症状が改善され、仕事に復帰できる状態になれば、溶連菌が体内に留まっている状態でも仕事に復帰してかまいません。
ただしその場合は、咳やくしゃみなどで他人に感染しないよう気をつけるとともに、処方された抗生物質を医師の指示通りに最後まで服用しつづけることを忘れないようにしましょう。
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