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大人の溶連菌感染症の原因と予防法

大人の溶連菌感染症原因

溶連菌には、人から人へと感染しやすいという特徴があり、大人の溶連菌感染症の主要因として考えられるのは、家庭内での子供からの感染です。

主な感染経路は、菌を含んだ唾液などの飛まつを吸い込むことによる飛まつ感染で、気道や皮膚に感染します。感染力が比較的強い菌であることから、家庭に感染者が出た場合、他の家族に感染している確率はかなり高いと考えておいたほうがよいでしょう。

大人の場合、ほとんどの人が体内に溶連菌に対する抗体を持っており、健康な状態のまま溶連菌の保菌者である人も数多くいます。本人に自覚症状がなくても他人への感染力はもちろんあります。

喉が腫れやすい人や扁桃炎を過去に起こした人は保菌者である可能性が十分高いため、他人への感染が不安であれば検査を受け、それなりの対策をとることをおすすめします。

一度完治しても再び感染する例もあるので、感染を繰り返さないためにも、家族に同じような症状が現れたら、すぐに医療機関で受診するようにしましょう。

大人の溶連菌感染症の治療

溶連菌には、抗生物質が比較的効きやすいという特徴があり、抗生物質を服用すると半日から1日で感染力が激減し、他人へ感染する可能性がなくなります。その後、抗生物質による治療を続ければ、10日間から2週間で体中から菌を取り除くことができます。

ただし、症状が治まった後、血尿、むくみ、頭痛、尿量の減少など、腎炎とみられる症状が現れたときは、溶連菌が原因の急性糸球体腎炎の可能性があるため、すみやかに医師の診察を受ける必要があります。
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